| タイトル | コクラン・レビューとは |
| 登録日 | 2009/07/23 09:55:55 |
| 更新日 | 2009/12/14 10:47:02 |
| 詳細 | 「コクラン・レビュー」とは コクラン共同計画により作成されたシステマティック・レビューのこと。質の高さで定評があり、年4回更新されるコクラン・ライブラリーに収載されている。 ■コクラン共同計画とは EBM(Evidence-based medicine)の実践を目的として、エビデンスの整理/管理を、国際的/組織的に行っているプロジェクトです。「コクラン」とは最初にこのプロジェクトを提唱した人物(Archibald Cochrane)の名前で、1992年にイギリスでNPO(非営利団体)として設立されたのが始まりです。2009年現在、世界13カ国にセンターをもち、以下の3つを活動の柱としています。 1)prepare:エビデンスを作る 2)maintain:エビデンスの手入れをする 3)promote the accessibility:エビデンスへのアクセス性を高める ■システマティック・レビュー(系統的レビュー)とは あるテーマについて収集した個々の臨床試験文献を、総括的に評価した論文のことで、信頼性が最上位のエビデンスです。食事摂取基準の策定もシステマティック・レビューでなされています。コクラン共同計画によるシステマティック・レビューはとくに「コクラン・レビュー」と呼ばれ、方法論が厳密に定義/確立されているので、たとえば以下のような点で質の高さに定評があります。 1)対象とする臨床試験を、RCTとCCT(準ランダム化比較試験)に限定している。 2)検索にかける時間/資源効率よりも、網羅性のほうを重視している。 ■コクラン・ライブラリーとは コクラン共同計画で行った活動結果を収載しているものです。発行はCD-ROMやインターネットで、更新は4回/年です。システマティック・レビューのデータベースをはじめ、有効性に関するレビュー抄録や、RCT国際登録、コクラン・レビューの方法論に関する各種データベース、コクラン共同計画そのものについてなどの情報を収載しています。 ■コクラン・レビューの入手方法 コクラン・ライブラリーは、CD-ROMやオンラインにて入手できますが、年間契約(有料)が必要です。コクラン・レビューの抄録のみであれば、PubMed等の文献検索サイトで確認することができます。また、日本医療機能評価機構が実施する医療情報サービス事業Minds(マインズ)では、コクラン・レビュー抄録の日本語訳が提供されています。 ■詳細情報 コクラン共同計画やコクラン・レビューに関する詳しい情報は、下記のサイトが参考になりますのでご紹介します。 ・コクラン共同計画(英語) ・コクラン共同計画リーフレット 日本語版 |